心の病気の原因とメカニズム

最近増加中の「うつ病」も含め、心の病気の原因やメカニズムについては、まだまだ不明な点が多くあります。特に原因は複合的なもののようです。

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心の病気の原因とメカニズム

心の病気の基礎知識


近年、メンタルヘルスの重要性について、多くの人が以前より強く感じていると思います。それに伴ってうつ病に代表されるような心の病気に対する意識も、以前とは比較にならない程高まってきています。


うつ病を例にとっても、未治療のままだと、自殺のリスクもある深刻な状態になってしまいます。こうした心の病気は増加傾向で、自殺者数も過去10年間で毎年3万人以上という事態になっています。


ところが心の病気には分かっていない部分がかなりあります。一般的には、何か辛い事や良くない事が起きた場合に心が落ち込むわけですが、同じように気分が大きく落ち込む「うつ病」では、辛い事が原因になったということには限りません。こうした単一の要因が無いのが心の病気の特徴なのです。


体の病気は誰に対してもほぼ同じ原因で起こり、原因とメカニズムも分かっています。しかし心の病気は、各人の体質的要因や、心理的要因、社会・環境的要因などが複合的に関与することになります。


体質的要因は、本人の遺伝子レベルで決まる病気への親和性ということで、いわば生まれつきの体質が要因となります。


うつ病、統合失調症など心の病気では、問題は脳内の神経伝達物質の働きにあります。神経伝達物質の働きは、神経伝達物質を分解する酵素、神経伝達物質が結合する受容体の構造などは遺伝子レベルで決まり、従って本人の生まれつきの要素が心の病気の原因の一つになるのです。


心理的要因、社会・環境的要因も重要で、これは親の死別や虐待などの小児期の辛い体験や、劣等感をいだかせるよう名思考パターンの形成、転職、転居、職場の人間関係などストレスが多い生活環境などが要因となります。


心の病気の原因とメカニズム

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